私がシリコンバレー付近にきて感じたのはもちろんみんな頭が良さそうで(実際頭が良く)しかも努力を怠らずに常になにかを目指しているということだ。
もちろんそれは素晴らしいことだし私も見習わなければいけないわけで、正直すごく焦った。学校も精一杯で右も左も分からないのにどうしたらいいのだろうかという不安からもうここにずっといるのにどうして私は未だに一歩を踏み出していないんだろうかという不安になるまで私は放置していたのだが、何もやらない割にどうしようどうしようと焦っていた気がする。(そしてまあ今でも焦っている。)
とりあえず自分に甘い私はどうしてこんなに私は焦っているのか考えることにした。答えはとてもシンプルで”雰囲気に飲まれてた”。これだった。
競争率が高くて最先端の技術が学べるシリコンバレーという場所からくるプレッシャー。世界各国のある程度の経済的基盤を持った留学生が集まる、つまりはある程度お勉強、クラブ活動、生徒会(こういうのが私はダメなのだが)インターン等をマルチにこなしてしまう素晴らしい人々、と対照的にダメな自分の構図がダメだったらしい。
頑張らなければ頑張らなければ、と焦っているのに、具体的方法論を考えることはたいしてなく、焦りが焦りを呼んで訳も分からず勝手に落ち込むのだ。あーおバカ。
努力をするなとは言わない。努力することは大事なのは私も知っている。問題なのは”努力をしなければいけないと思って努力することが私にはできない”ということだ。頑張ること、天才になること、成功することを強いられるほど苦痛なことはない。
私は私が好きなことに対して努力をしたい、自分がやりたいことを成し遂げてドヤ顔をしたい。と、いうか日本と同じように塾に行って何も思わずに何も感じずにテンプレート的な成功を目指すようなことをまたアメリカでしたくはない。
、、甘いなあとは思うけれど、でもそれが自分のもやもやの源でそれを解決する方法は自分自身からモチベーションを持ってくることなんだなあと
当たり前なんだけど、そして結果的に行動は多分一緒なんだけど自分を納得させることって大事だなあと思った。
自分を納得させる為には雰囲気に飲まれている自分を論破させなければいけない。自分に対して本当はちょっと無理そうな期待をしていないか?自分が設定していると思っている目標は実はみんながやってるからって思って立てたものじゃないか?そんな疑問をちょこちょこっと投げかけると、きっと無駄なものはボロボロと勝手に崩れていくと思う。崩れたものがあまりに多すぎて吃驚するかも。そんな時はお疲れ自分笑と捨て置いて良い。そのまま頑張ったって構わないけど、疲れるし大変だと思う。
努力の理由を他人任せにしてるとガタが来る。いつでも他人の所為にできるのは快適だがそれと引き換えにどっとストレスが来る。ストレスに負けたアホでもいいけど自分の時間を自分のために、使いたい。
Writer:岡本真希